" 株式会社 藤井オート

購入後について > 問題解決参考例

 ここではお客様が経験した修理・中古車販売にかかわる問題と、その解決例を掲載します。 皆様の参考になれば幸いです。
前からほしかった念願のベンツを購入して、早速夫婦で二泊三日のドライブ旅行へ出発の朝エンジン掛からず、 JAFを呼び修理依頼したところ、原因分からずと油漏れが多いので走行危険と警告される。 旅行中止してすぐに販売店に連絡、車引取り後修理期間2ヶ月間の間連絡なし、 催促後納車、車の状態変わらず、再度強く苦情の上、車引取り後の修理期間がまた1ヶ月以上、 お客我慢の限界、説明を求めると!当社はノークレームで善意サービスをしているとのこと?
お客切れる!
訴訟となります。裁判所から購入車の詳しい書類提出依頼がありますが、 協力してくれる修理工場がなくお客さん困り果て各方面(陸運局・消費者センター・車相談室・・・) に相談しましたが、思うような協力が得られず自動車整備振興会相談室に再度相談したところ 当社に連絡あり依頼されました。

車の状況

(裁判所に提出書類と同じ内容・氏名、住所は匿名です)

事件番号  平成14年(X)第12345号   平成14年XX月XX日
車両点検日 平成14年XX月XX日 
午前10時より午後4時までの点検時間6時間(テスト走行含む)
車両購入日 平成14年XX月XX日
使用期間  平成14年XX月XX日から平成14年XX月XX日まで 事実使用期間2日

点検報告

登録番号XX 300 ち 1234
車 名メルセデスベンツ
車体番号WDBEDOOE7MF123456
走行数69345マイル(約110400Km)
所有者(使用者)XX XXX
住 所東京都XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
電 話XX-XXXX-XXXX

お客様からの修理依頼内容

A/T部・エンジン部よりのオイル漏れ大
エンジンが突然止まる
エンジン馬力なし(エンジンが滑らかでない・ばらついている)
ブレーキ効き悪し(制動力が弱い?)
走行不安
タイヤの片減り
早期磨耗・ハンドルが重い・ハンドルが流れる・ハンドルが取られる
低速高速での車体振動
ショックが大きい
ブレーキを踏むとハンドルが左右へ引かれる
異音がする
ハンドルの遊びが多すぎる
車体の水平度・左右の傾(バランス)が不均等
異臭
運転をして疲れる等・・・・・・

点検内容

点検1

外装点検の後 リフトで車体を下から点検・整備作業をした形跡なし?
 車体を下から見てすぐに燃料フィルター部分よりガソリンの漏れ発見!
マフラー側にある為、引火の恐れ十分あり・燃料の漏れ (にじみ程度より多い!!車両が異常にガソリン臭い!!)
各部分より油漏れ
エンジン部全体より油もれ、オートマチック・トランスミッションより油もれ大・ デファレンシャル・ギア油もれ・パワー・ステアリングポンプ(及びその関係類)油もれ大

点検2

左右フロント・ホイール・ベアリングにガタあり(遊び)ベアリング・グリスが老化している
ベアリングが走行数のわりには磨耗度が激しい(走行数に疑問)

点検3

左右 フロント・リヤ・ショック・アブソーバの老化、全車体が沈んでいる(走行数に疑問)

点検4

下まわり劣化・腐り・車体歪みあり・ホイール・アライメント狂い・車体の各部部品類の歪ある。
ハンドル左に曲がり(約15度)、左右フロント・タイヤ残約5部方減りひどい、ハンドル左に流れる、 ハンドル遊び大、ハンドル速度に比例してぶれる走行危険

点検5

エンジン不調(各補器部品壊れ時間の問題)

  1. オルタネーター (異音あり)
  2. ウォーター・ポンプ(異音あり)
  3. ラジエーター ラジエーター 内赤錆、オールシーズン・クーラントなし、 ラジエーター部より腐食もれ、ラジエーターホース類劣化、エンジン・オーバー・ヒートぎみ
  4. ベルトテンショナー部より異音
  5. エンジンマウント劣化(回転部・デフ・ミッション含む)
  6. 配線類・ゴム類劣化

点検6

エア・コン不良(作動せず!)
冷風ではなく温風・エアコンガスは入っています? 原因不明?作業に時間がかかる!

点検7

ブレーキ効き悪し(制動力不良)修理しませんと危険です。
フロント・リヤーのブレーキ・パット残量なし
フロント・リヤー・ブレーキ・ローター摩耗
ブレーキ・オイルが汚れている(ヘドロ状)、ブレーキ・オイルの量が少ない

点検8

車体の腐蝕・マフラー 排気腐蝕もれ(もう時期マフラーが落ちます)

点検9

4輪駆動A/T作動不良(壊れています)
購入した時点でA/Tは壊れて(作動不良)いたと思われます。
よく今まで走行していたと思います。(これ以上の走行は無理です)全損に近い

点検10

事故車です(何回もしています)
事故暦数箇所あり! 事故修正(加装後がひどい)鈑金ではなくへこみ部分をパテで埋めてある? パテ埋め込み部分よりひび割れ数箇所!特に左フロント・フエンダーと左フロント・ ドアーはパテだらけである。左右フロント・フエンダーの位置のずれ (左右のバランスがとれていない)車体全体に塗装のむらあり、車体のさび・腐りあり、 フロント・ウインドウガラスが浮いている?

総合判定

整備不良・早急に修理・整備が必要ですが、結論とても販売できる車ではない!
余りにもいんちき(売るためのごまかし)が多く整備不能です。
修理個所が多く修理に莫大な費用がかかります。
車輌の廃車をして別の車輌購入をお勧めします。

疑 問

自動車検査証の登録では初年度が平成7年11月(1995年11月)になっていますが? 車体番号から調べますと1991年6月頃(平成3年6月)の車輌だと思われます。
この車輌はアメリカから日本へ輸入されたものです。(並行車)
走行数(マイル)は戻された後があります。正確な走行数は不明です。
走行数(車両の年式)にしては、部品の磨耗度が激しい?整備をしたと言われていますが、 どこを整備したのか?点検記録簿には記録されていない?(明細書があれば明細書の確認)
今までの整備状況が分かりません!_
車歴(登録事項等証明書)の前所有者・前々所有者に確認の連絡をしましたところ、 前々所有者は、修理費がかかるので車の処分依頼、前所有者は、 修理費がかかるので廃車依頼をしたとのことです。

提出添付書類

車両見積書コピー
自動車検査証コピー
車歴(登録事項等証明書)
点検写真
故障箇所写真

結果・・・

 判決が出る前に、販売店は倒産(夜逃げ)、しました!しかししぶといですね。この販売店は?
他府県で別の名で営業をしていました。また同じ内容の販売をしていたのでお客が見つけました。 (執念ですね!)その後の結果はまだ分かりません?
同じような問題を抱えたお客さんが数件当社に依頼がありました。 ほとんど判決が出る前に解決をしています。(中には販売店から脅しの電話もありました!)

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